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函館新聞

永全寺で節分の豆まき 1年の健康や安全祈る【函館】

開運饅頭などをまいて参拝者が福を得ようと手を伸ばした永全寺の豆まき

 節分の3日、曹洞宗永全寺(函館市昭和2、齊藤隆明住職)は、恒例の法要と豆まきを行った。約50人が1年の健康や安全を願い、福を得ようと豆や餅に手を伸ばした。

 法要では、齊藤住職らが大般若経を転読し、無病息災や家内安全、商売繁盛を祈願。読経後、齊藤住職は参拝者に節分の意味を伝え「節分で全ての執着を外に出して」と語り掛けた。

 豆まきは、昨年に続き声を出さない「黙まき」とし、代表者の「鬼は外、福は内」の掛け声に合わせ、小袋に入った豆や餅などを一斉にまいた。オリジナルの「開運饅頭(まんじゅう)」のうち10個は、コメがもらえる当たり付きとあり、手にして喜ぶ光景も見られた。

 毎年来ているという市内昭和の本田知子さん(79)は「家族の健康を祈願した。みんなで豆まきをし、子どもに返ったようで楽しかった」と笑顔で話していた。

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