新生「JA新はこだて」船出 きたひやまと合併【北斗】
【北斗】JA新はこだて(北斗市、横道重人組合長)とJAきたひやま(せたな町、本井治組合長)が1日、合併し、新生「JA新はこだて」が船出した。経営基盤を一層強化するとともに、せたな町内のJAが一つになり、地域農業の振興がしやすくなる。同日、北斗市農業振興センターで合併式典を開き、100人が新JAのスタートを祝った。
両JAの合併協議は2020年8月に始まり、22年3月に合併契約調印式を行った。同4月には両JAでの総会議決を経て、合併準備を進めてきた。
式典で、横道組合長は「合併はせたな町の範囲とJA地区の範囲が同一になることで、行政とJAとの連携を深め、地域農業の活性化と組織基盤の強化、組合員の営農と生活を将来にわたって守ることを実現する」と強調。同日付で基幹支店制を廃止し、営農センター制へ移行したことに触れ「農業所得の増大、組合員相談機能の充実に取り組む」と決意を述べた。
渡島総合振興局の田中仁局長、桧山振興局の槇信彦局長、北斗市の池田達雄市長ら5人が祝辞を述べた。
合併経営計画書によると、23年度(23年2月1日~24年1月31日)の正組合員戸数は1810戸、農畜産物販売高は318億9850万円を見込む。事業規模は道内4位という。道南でのJA数はJA新はこだて、JA函館市亀田、JA今金町の3つになった。
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