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十勝毎日新聞

思い出の藤丸~メッセージ編【帯広】

 31日で閉店する百貨店・藤丸。十勝毎日新聞社やJAGA(FM77.8メガヘルツ)を通じて寄せられた、読者やリスナーの藤丸の思い出や感謝の言葉を紹介する。

 

◇伯父さんが家に泊まって私を誘うときは、必ず「藤丸買ってやる」「豚丼食べに行くぞ」と言い、ワクワクしながらついて行った。しかし、なかなか「藤丸」を買ってくれないまま、伯父は亡くなった。ずっといるものだと思っていた伯父。ずっとそこにあるものだと思っていた藤丸。いっぱいの思い出をありがとう。(イタコノヒマゴ)

◇藤丸で買い物をするときはいつも地下駐車場を使っていました。他の駐車場と比べると狭くて駐車しにくいと言う人も多いが私たちにとっては何のその。地下食品売り場で買い物を済ませたら車に乗って出口へ。係員のおばさんが駐車券のレシートをチェックして、ハキハキと「無料です!」と声掛けしてくれたのがもう聞けなくなると思うと寂しい限りです。おばさんが無料にしてきた駐車代金はきっととてつもない金額でしょう。今までどうもありがとうございました。(日日是考察)

◇エレベーターガールという仕事があることを初めて知ったのも藤丸さんで、子どもながらにすてきなエレベーターガールさんにほのかにドキドキしたこと。西武ライオンズ優勝セールでは、母と姉と弟で行った思い出。当時6階のおもちゃコーナーは商品も充実しており、目移りしました。ガチャガチャの補充と集金でお世話になった時期もあれば、勝毎さんの花火大会を何度か藤丸さんの屋上から見たことも。今は天国へ行ってしまったかつての家内も、以前お中元時期に包装のパートでお世話になっておりました。書き切れぬ思い出がたくさん…。いろんな思い出がよみがえります。ありがとうございました。生涯忘れません。(ヒロゴジ)

◇私がまだ若かりし頃、よく服、靴を藤丸で買い、結婚して子どもが生まれ、子ども服も買っていました。成長するに当たり、7階催事場に絵、俳句、書道などの展示で足を運びました。息子は高校生になったら自分で行くようになり、本屋、カフェ等に行っていたようです。(ブッチー)

◇サンリオショップのプレスクールが一番の思い出です。自分が子どもの時に経験して楽しかった。今は自分の子どもたちが同じ経験をして楽しい思い出をつくりました。砂絵やビニール焼き、サイコロゲームなど、本当に楽しく、大喜びでした。(大地のすずらん)

◇藤丸さんの中に入ると、他のお店とは違う感じがあり、毎回入店のたびに、気持ちが高ぶっていました。7階の催し場で古本市やトリックアート展、リアルな恐竜と合うイベントや高校の書道部の展示などに足を運び、特によく訪れた6階のくまざわ書店さんでは、雑誌などを購入しました。祖母が私や妹に衣服を藤丸さんで買って、プレゼントしてくれたこともありました。(信太優希)

◇藤丸というと、おばあちゃんを思い出します。小さい頃、病弱な母が動けなかったので、買い物はいつもおばあちゃんと一緒でした。幼稚園の帰り、旧店舗の藤丸の玩具売り場でロボットのおもちゃを買ってもらったこと。小学生になって新店舗へピカソ展を見に行ったこと。高校を出て東京に行く時に、スーツを初めて作ったこと。おばあちゃんは、買い物の時には決まって喫茶店で一服して、ウインナコーヒーを頼んでいました。全部が今は亡きおばあちゃんと一緒で懐かしい。東京に来て幾星霜、コロナのせいもあってもう長いこと帰れていなくて、このまま閉店してしまうこと、名残惜しくてなりません。(Toshi)

◇幼い頃、母とバスに乗り街へ出掛けることがとても楽しくうれしい時間でした。その時は当然のように藤丸さんに行くという目的。毎回ワクワクしていたのを思い出します。記念日にはおもちゃを買ってもらい、それをきれいに包装紙で包んでくださる店員さんの手際に感動しました。その包むところを見るのも好きでしたし、真新しい包装紙の香りも大好きでした。あのフワッとした香りをかぐと、当時の自分を思い出します。(あい)

◇「ふ」ふるさと十勝で122年「じ」時代の荒波を乗り越えて「ま」街とともににぎわい興奮の「る」るつぼと化した藤丸さん。万感の思いを込めて、ありがとう藤丸。(KenTOKACHI)

◇子どもの頃からずっと、藤丸に行くことは私の至福のひとときでした。母と私がショッピングを楽しむ中、父が休憩のイスで眠っていた日を懐かしく思い出します。藤丸の赤字が続いていると聞き、どうにか存続してほしくて、数年前、友人と再建計画を真剣に話し合ったことも。藤丸に連絡したら、快く迎え入れてくれて、私たちの思いを真剣に聞いてくれました。藤丸は十勝の、この地を愛す私たちにとっての誇りでした。ありがとう、お疲れさまでした、そしてまた会う日まで。(とかちのうし)

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