タッチアウトにならないよう全力で駆け抜ける小学生の部の選手

　室蘭市スポーツ協会主催の雪中キックベースｉｎむろらんが２９日、室蘭市入江町の入江運動公園陸上競技場で行われ、参加者が寒空の下でボールを遠くまで蹴り飛ばしていた。

　小学生の部は地元の少年野球３チームがエントリー。総当たりのリーグ戦で試合を行った。一般の部は６チームが出場した。３チームずつの予選リーグを行い、１位同士の決勝戦が行われた。

　小学生の部では、児童がスキーウエアなどに身を包んでプレー開始。ころころと転がるボールにしっかりと狙いを定めて、利き足を大きく振り切った。野球で培った声出しや連係プレーは健在。進塁を逃さないよう走者の動きを注視したり、ピッチャー前のゴロを拾って走者を追いかけてタッチしたりと、攻守で全力プレーを見せていた。

　一般のゲームも白熱。子どもよりピッチャーが転がすボールが速く、雪のでこぼこで蹴る直前にコースが変化。タイミング良く蹴り上げてボールが高々と飛ばしたり、守備の隙を狙って一気に三塁まで駆け抜けたりと、果敢なプレーで会場を沸かせていた。

　結果は次の通り。

　▷小学生の部　①八丁平ジャイアンツ 　▷一般の部　①木田ちよのゆ～ず②ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ

狙いを定めてボールを蹴り上げる一般の部の選手