滑り止めの砂を寄贈【浦河】
浦河町西舎の建設会社手塚組(手塚純一社長)は23~26日にかけて、町内の小中学校7校に凍結路面で活用する滑り止めの砂を寄贈した。
同社は、地域の子どもたちに向けた土木の啓発や自然環境、郷土への理解を深める社会教育活動をはじめ、グラウンドの整備、校舎内の電気設備のLED化などの学校教育環境整備に積極的に取り組み、学びの環境づくりに大きく貢献している。
今回は、一般国道236号浦河町浦河道路維持除雪外一連(室蘭開発建設部)を請け負っていることから、道路の滑り止め材として利用している砂(7号砕石)を、児童生徒の登下校時の凍結路面での転倒防止に役立ててほしいとの思いから、23日の荻伏小を皮切りに、26日までに町内全小中学校へ2~3㌔㌘ごとに袋詰めされた袋を届けた。寄贈した砂は全部で1200袋(約3㌧)となった。
26日には、浦河東部小の玄関前で児童会メンバーらと寄贈式を行った後、校門横の横断歩道へ移動し、児童らと一緒に凍結箇所に砂を散布した。
砂を受け取った児童会長の鷲尾隆太君(6年)は「安全のために、たくさんの砂をいただき、ありがとうございました」と謝辞を述べ、「滑らず安全に歩けることで、事故が防げそうです」と笑顔を見せていた。
砂を寄贈した田名部正現場代理人は「国道の維持除雪を行う中で、日々、子どもたちが安心、安全に通学できるよう除雪作業に従事している。学校敷地内でも砂をまいて転倒事故防止に活用してほしい」と話していた。
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