スティーラーズの選手と一緒に滑る子どもたち

　スポーツクラブ・ジョイフィット２４室蘭モルエ中島（中島本町）主催のスケート教室が２８日、隣接する新和産業アイスアリーナ室蘭で始まった。初日は幼児から小学生までの７５人が、日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」の選手から指導を受け、リンクで交流を深めていた。２９日まで。

　今年で３年目。コロナ禍に体を動かす機会を提供しようと企画した。

　準備体操で体をほぐした子どもたちは早速リンクへ。三つのグループに分かれ、スティーラーズの選手１２人から滑り方を教わった。パイプ椅子につかまりながら懸命に進んだり、選手と手をつないで滑ったりと、氷上でのスポーツを楽しんでいた。

　初めて参加した中居孝太さん（八丁平小２年）は「選手からターンを習ってできるようになった」と元気いっぱいに話した。

　昨年教室に参加したのがきっかけで、アイスホッケーを習い始めたという小川偉楓さん（八丁平小２年）をリンク横で見守っていた母親の亜由美さん（３８）は、「憧れの選手たちと一緒に滑ることができてうれしそう」と目を細めていた。

　岩槻翔悟選手（３１）＝日本製鉄＝は「アイスホッケー人口の低下が懸念されているので、子どもたちがリンクに親しんでくれてうれしい」と笑顔。「地元から日本代表やオリンピック選手が出てくれれば」と期待を寄せていた。