「年齢性別問わず、多くの人に使ってほしい」と話す吉田専務取締役

　国内有数の名湯・登別温泉の温泉水を使った化粧水「登別温泉の肌」が完成し、今月１日から登別温泉のホテル・旅館、土産物店などで販売している。登別温泉の「食塩泉源泉」を９４％以上配合した商品。発売元の「とろろん企画」（登別市登別温泉町）によると、販売直後から大好評で、すでに製造した３００個のうち、２５０個を売り上げている。

　登別温泉は、多彩な泉質を持つ日本有数の名湯として知られ、いたるところから源泉が湧いている。その多くは約１万年前の火山活動で生じた地獄谷からの湧出。江戸時代から現代にいたるまで、多くの人々を癒やしている。

　化粧品や食品の商品開発を行っているマーケットイノベーション（室蘭市日の出町、羽立典弘代表取締役）が企画した。「登別温泉の肌」は、無添加・無香料・無着色で登別温泉の「食塩泉源泉」を９４％以上配合。食塩泉は殺菌効果が強く、保湿も強いため「肌荒れやニキビ、アトピーにお困りの人にぜひ使ってほしい」（羽立代表取締役）と話す。

　価格は１個（２００ミリリットル）２２００円（税込み）。登別温泉のホテル・旅館や商店街の土産物店のほか、市役所売店、通販でも購入できる。今後、ふるさと納税返礼品として登録も予定されているという。

　２６日には「とろろん企画」の吉田拓矢専務取締役、羽立代表取締役、登別温泉の大宮一哉取締役営繕部長の３人が小笠原春一市長を訪問し、商品の完成を報告した。

　吉田専務取締役は「この化粧水を通して登別温泉の源泉の良さをＰＲしていきたい。男性も肌のメンテナンスをする時代。年齢性別問わず、多くの人に使ってほしい」と購入を呼びかけた。

　商品の問い合わせは「とろろん企画」、電話０１４３・８４局２４０１番へ。

登別温泉の「食塩泉源泉」を９４％以上配合した「登別温泉の肌」