帯広三大祭りの一つ「第60回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)が27日、帯広市緑ケ丘公園で開幕する。コロナ禍の影響で3年ぶりの通常開催。十勝・帯広の厳しい冬の寒さを象徴する氷と雪の造形物や、参加型プログラムで会場を盛り上げる。
60回の節目となる今回は、氷彫刻の世界大会で優勝した経歴を持つ日本氷彫刻会名誉師範の中村順一さん=帯広在住=による大氷壁が披露されるほか、帯広青年会議所は子どもたちに毎回人気の回転そりと迷路の近くで、まつりの歴史を振り返る写真展を開く。
陸上自衛隊による巨大滑り台とレリーフは今年も健在。カーリングや熱気球、雪上マウンテンバイクなど、老若男女が楽しめる体験コーナーも盛りだくさん用意されている。
ステージでは各日、NHK帯広放送局主催の「ワンワンとあそぼうショー」や「天才てれびくん スペシャルショー」、陸上自衛隊第5音楽隊コンサートなどを予定している。28日午後7時からは十勝毎日新聞社主催の花火大会もある。
27、28日は午前10時から午後8時まで。29日は午後5時まで。詳細は公式ホームページで。

無料バス運行 厚生病院も発着
まつり期間中、緑ケ丘公園ととかちプラザ、帯広厚生病院を結ぶ無料シャトルバスを運行する。会場周辺は混雑が予想されるため、同委員会は同病院に駐車するよう呼び掛けている。
とかちプラザ発は27日が午後3時45分から、28、29日は午前9時45分から30分間隔で運行。同病院前発は28、29日午前9時40分から20分間隔で運行する。
問い合わせは同委員会事務局(0155・22・8600)へ。
滑り台も準備万端 会場で引き渡し式

引き渡し式で握手を交わす大宮実行委員長(左)と安川制作隊長(右)
陸上自衛隊が制作した巨大滑り台の引き渡し式が26日午前、まつり会場で行われた。
安川英輝制作隊長(43)は、クロユリが彫られた氷のベンチの前で「子どもたちのために作りました。引き渡します」と力強くあいさつ。氷まつり実行委員会の大宮美紀子委員長は「全国的な寒波の中、ありがとうございました。あしたから3日間、子どもたちの笑顔を楽しめます」と感謝した。
今年は気温が低く、雪も豊富だったため、作業は計画通り進められたという。
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