噴火湾産「ホタテ」を味わう子どもたち

　洞爺湖町洞爺地区の小中学校で２５日、地元の噴火湾で水揚げされたホタテを使った給食が提供された。子どもたちは身近な海の幸を味わい、笑顔を見せていた。

　子どもたちにホタテのおいしさを知ってもらい、食育を通した地元特産物への理解や消費の拡大が目的。噴火湾胆振海区漁業振興推進協議会が、今年は２年貝約２１６０枚、重さ約２７０キロを提供した。

　とうや小学校（山下文人校長、６０人）のこの日の給食は、ホタテご飯、ジャガイモのみそ汁、ちくわの磯辺焼き、もやしのあえ物、リンゴ。１、２年生は「いただきます」と手を合わせ、大きな口を開けてご飯をパクパク。よく食べる子どもたちが多いという１年生からは、「おかわり」の声が次々と上がっていた。

　１年生の吉田陸斗君（６）は「ホタテが好きだから、給食に出てうれしかった。２杯もおかわりしちゃった」と満足そうに話していた。

　虻田地区では、２６日にホタテ入りシチューとして提供される。