ホタテを釣り上げる園児

　【豊浦】豊浦町船見町の認定こども園青空（林喬毅園長、５３人）の年少から年長の園児３７人が２４日、町の特産品ホタテの釣りを楽しんだ。体験後は炭火で焼いて味わい、満面に笑みを浮かべていた。

　噴火湾とようら観光協会（金丸孝理事長）とＴОＹＯＵＲＡ世界ホタテ釣り協会（宇川裕哉チェアマン）の共催。「まちの宝であるホタテに幼い頃から触れ、地域の魅力を感じてもらおう」と企画した。認定こども園や保育所に出向いて行うのは初めて。

　来園した宇川チェアマンと同観光協会の岡本貴光事務局長が手本を見せた。その後、さおを手にした園児たちは、真剣な表情で水槽に仕掛けをたらした。ホタテが食いつき、水槽からうまく引き揚げた園児は「釣れた」と大喜び。

　この後、同園職員が玄関前で釣り上げたホタテを調理。園児たちは焼き上がった貝柱などを口に運び、「おいしい」「甘い」と感動していた。

　竹内果穂ちゃん（６）は「釣れたときはとてもうれしかったし、おいしかった。またやってみたいね」と話していた。