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常設2店舗目、白老のカフェに

　あなたの「とくい」生かしてみませんか－。白老町大町２・３・１６のｃａｆｅ結（＝ゆい、田村尚華オーナー）に１９日、お金の代わりに人の「とくい」なことを運用する「とくいの銀行　白老支店」が開行した。

　「とくいの銀行」の始まりは２０１１年、札幌市在住の美術家、深澤孝史さんが考案したアートプロジェクト。お金ではなく自分の「とくいとすること」を預け、誰かが預けた「とくい」を引き出して交換する取り組み。道内では１４年に開かれた札幌国際芸術祭で期間限定イベントとして開行した経緯がある。

　常設店舗としては茨城県取手市の本店に続き同支店が全国２店舗目。田村さんは企画リーダーとして昨年秋から活動を展開し、既に６０件ほどの「とくい」が預けられているという。

　開行式には深澤さんが出席。田村さんらと支店の前でテープカットを行った後、有志メンバーが自身の「とくい」を披露。防災知識やハンドマッサージ、占い、苦しくない胃カメラの飲み方などを参加者に伝授した。

　田村さんは「とくいなことは何でもいい。この取り組みを通して多くの人が交流し、すてきな社会になることを期待しています」と話した。支店の営業時間は午前１０時～午後６時。定休日は毎週木曜日（月によって不定休）。問い合わせはｃａｆｅ結、携帯電話０９０・５４３９・４０９６へ。