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室蘭民報

自然の芸術「しぶき氷」 洞爺湖畔【壮瞥】

中島をバックに枝から湖面に向かって垂れ下がる「しぶき氷」=18日午前10時20分ごろ、壮瞥町東湖畔

 壮瞥町東湖畔の洞爺湖湖畔沿いで「しぶき氷」が姿を現した。木の枝から湖面に向かって、つららのように垂れ下がる姿は幻想的で、自然が生み出す氷の芸術だ。

 NPO法人そうべつ観光協会によると、「しぶき氷」は氷点下の気温が続き、湖に向かって伸びる枝に湖水が風で吹きつけられることで生み出される。天候が荒れて気温が下がった次の日にできていることが多い。毎年1月から2月下旬まで見られるという。

 力岩観察広場(東湖畔)近くの湖畔沿いを歩くと、中島をバックに木の枝に沿ってできた「しぶき氷」に出合えた。大きな氷で長さ40センチほど。根本の氷は太くて厚く、湖面に向かって細くなっている。三角形のような形状や幹から垂れ下がるたくさんの小さな氷もあった。

 同協会は「気温が上がるとすぐに解けてしまう。次に冷え込んで作られる氷は形が変化しているので、何度でも楽しめる」と話している。

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