多彩な表現方法で室蘭スティーラーズの選手が描かれた作品展

　北海道大谷室蘭高校美術部（森下友羅部長）が日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」の選手を描いた作品展が２４日まで、室蘭市知利別町の製鉄記念室蘭病院内のせいてつギャラリーで開かれており、患者や来院者がさまざまな画法で描かれた選手の姿に見入っている。

　地域とのつながりを重視する室蘭スティーラーズが「文化とスポーツをコラボレーションさせることで、両者の活動に触れるきっかけに」と同美術部に提案したことから実現。力強く描かれた２６作品が並ぶ。

　同美術部ＯＢの協力を得ながら、選手の写真を参考にして作品を制作。油彩、水彩、デジタル加工、切り絵など、画材の特徴を生かしたさまざまな表現方法で、リンクでの臨場感や躍動感を伝えている。

　通院の度、同ギャラリーの鑑賞を楽しみにしているという伊達市元町の小川君子さん（７４）は「スポーツの活気が表現された作品なので、見ていると気分転換になる」と目を細めていた。