函短学生がアイデア料理 ヤマダイの納豆使用【函館】
函館短大(澤辺桃子学長)の食物栄養学科の2年生42人が、ヤマダイフーズプロセシング(西桔梗町、小林大作社長)が製造する納豆を使ったオリジナルレシピ10品を考案した。12日に同短大で調理・試食会が行われ、学生がアイデア満点の納豆料理の味を確かめた。
幅広い年代に食べられ、安価で手に入り、タンパク質を補うことのできる納豆を使った健康レシピの考案を通じ、納豆の魅力発信につなげようと同社と函館短大が初めて実施。木幡恵子名誉教授が指導する「臨床栄養学実習」の授業の一環で、道産大豆を使用した極小粒、小粒、中粒、ひきわりの4種類の納豆を使い、学生は12月から約1カ月かけ、グループに分かれレシピを練り上げた。
今月12日にグループごとに調理し試食。中の具材に納豆を入れたギョーザや春巻き、かき揚げに納豆を使ったそばなど学生のアイデアが光る多彩な料理が並んだ。このうち、澤田美知さん(19)のグループは、納豆が苦手な子どもにも食べてもらえるよう、納豆キーマカレーを考案。澤田さんは「ひきわり納豆のほか、ピーマン、キノコといった子どもが苦手な具材をカレー味で克服してほしいと考えた。おいしいメニューに仕上がって良かった」と話していた。
学生が考案したレシピはヤマダイのグループ会社で運営する「ご馳走亭」(本町)で提供するほか、ウェブ上での公開を予定。ヤマダイフーズ営業部1課の大久保侑也主任は「納豆が苦手な人でもおいしく食べられるレシピをつくっていただいた。今後も納豆を通じ地域の皆さんの健康に貢献していきたい」と話している。
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