アーバンスポーツの魅力発信 協会設立【函館】
競技普及、選手育成へ
スケートボードやボルダリングなど都市型スポーツの普及や選手育成につなげようと、函館アーバンスポーツ協会(松倉理加会長)がこのほど、設立された。東京五輪・パラリンピックの影響で競技人口が拡大し、函館市内でも挑戦する人が増えていることを受けたもので、同協会は「遊びの側面だけでなく競技としての認知度を高め、マナー啓発などにも取り組み、盛り上げていきたい」とする。
アーバンスポーツは都市型スポーツとも言われ、BMXやインラインスケートなど種類も多岐にわたる。市内ではスケートボードやボルダリングの教室があるほか、サーフィン、ブレイクダンス、3人制バスケットボール「3×3」に取り組む人が多いという。
今月4日に市内で設立総会を開き、各競技者らを中心に会員32人で発足した。競技の普及や、アスリートの育成、健全にアーバンスポーツを楽しめる環境づくりと行政への提言などを活動指針とし、今後イベント開催などを行う予定だ。
28日には、松倉会長、高野祐輔副会長らが函館市役所を訪れ、工藤寿樹市長に設立を報告した。市は今年度、練習場所の不足などの課題解決につなげようとスケートボードなどの屋内練習場を旧凌雲中学校体育館に整備する方向で調査事業を進めている。工藤市長は「意見や要望を寄せてほしい」と話した。
松倉会長と高野副会長は「さまざまな競技を通じた横のつながりを広げ、正しいアーバンスポーツの魅力が発信できれば」と話した。
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