「第60回おびひろ氷まつり」(帯広のまつり推進委員会主催)は、3年ぶりに会場を緑ケ丘公園に戻し、コロナ下以降では初めて通常規模で開催することを決定した。日程は来年1月27~29日。16日に帯広市内のソネビルで第1回実行委員会が行われ、各団体が内容の確認を行った。
アトラクション、飲食は分散設置
氷まつりは、平原まつり、菊まつりと並んで帯広を代表する三大まつりの一つ。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大のため、規模を縮小し、メイン会場をJR帯広駅北側の多目的広場に移して開催。21年は当初こそ通常規模での開催を決めていたが、新型コロナの影響で初めて全日程を中止した。今回は感染対策を万全にして実施する。
氷の滑り台など、子どもたちが楽しめるさまざまなアトラクションは分散して設置し、会場内の密を避ける。また、今まで一つに集中していた飲食ブースも数カ所に分ける予定。各種ステージイベント、市民氷雪像コンクールなども開く。新たな取り組みとしては、高さ2メートルの照明約70個で直径15メートルの円をつくり、真冬の夜空を鮮やかにライトアップする「光のサークル(仮称)」を会場南側に設ける。
来場者には飲食時以外のマスク着用や手指消毒の徹底といった基本的な感染対策を、スタッフがチラシや場内アナウンスによって周知する。状況に応じた計画の変更も検討している。
大宮美紀子実行委員長は「今回も例年通り『北国の冬にぬくもりとよろこびを』を掲げている。会場内全てがメイン会場としてお客さまに楽しんでいただけるような設営に努めていく」と話した。氷まつりの詳細については今後ホームページ上に掲載する。
市民氷雪像コン 6日まで参加募集
同委員会は市民氷雪像コンクールの参加者を来年1月6日まで募集している。審査対象にはならない一般参加の部とコンクールの部の2部門。制作期間は同21日から25日の5日間。
申し込み、問い合わせは氷まつりを管理運営する広告代理店の新生(0155・25・1248)へ。
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