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函館新聞

商談成立見込み107件 振興局「大きな成果」 道南食のブランドフェア【函館】

バイヤーと商談・相談する事業者(10月)

 渡島総合振興局と桧山振興局が、10月に函館市内で開催した「道南食のブランドフェア2022」の結果がまとまった。3年ぶりに復活した商品展示会と、個別商談・相談を合わせ107件の商談成立を見込んでおり「大きな成果」(渡島総合振興局商工労働観光課)という。新型コロナウイルス禍での市場変化に対応し、道南の食産業の振興に一層力を注ぐ考え。

 商品展示会は、道南46社(うち青森県5社)が参加。商談・相談には、生産者やメーカーなど58社(うち新規18社、青森5社)が臨んだ。食関連アドバイザーや国内で活躍するバイヤーは33社52人(うち2社2人はオンライン参加)が訪れた。商談・相談は1回30分の面談を計145件行い、事業者は商品の特徴やこだわりを伝え、バイヤーから商品パッケージ改良やイベントでのPR方法などのアドバイスを受けた。

 事業者へのアンケート・聞き取りによると、商品展示会は42件の商談が成立。商談・相談は65件の商談成立を見込み、計107件の成果が出た。「アドバイザーとの有益な相談ができた」は71件に上り、同時開催した出展事業者向けセミナーは延べ49人が参加し、87%が参考になったと回答した。

 アンケートの自由記述では「商談会を経て取引先が増えた」「来年以降も続けてほしい」「バイヤーが多く来るので、2日間開催してほしい」など前向きな意見が目立った。バイヤーからは「昨年出会った事業者がアドバイスを基に試作品を持ってきたので、手伝いができたと実感」との声もあった。

 フェアは、北海道新幹線開業を見据えた道南の食ブランドに磨きを掛けるため、2009年度に始まり、今年で14年目。今年度までの来場バイヤー数は735人、参加事業者数は982社、個別商談・相談件数は4188件、商談成約件数は2742件となった。

 同課は「時流を捉え、通販・宅配、専門店のバイヤーを多くするなど、マッチングを高めるための工夫をしていることも特徴。新規の事業者、バイヤーを掘り起こし、裾野を広げていきたい」としている。

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