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函館新聞

11月スルメイカ92トン【函館】

単価は過去2番目高水準

 函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場での11月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同期比37トン増の92トンとなった。11月単月でみると、統計の残る2005年以降で20年(26トン)、18年(38トン)、21年(55トン)に次いで4番目に少ない。一方、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光に復調の兆しが見え、1キロあたりの平均単価は同117円高い985円と過去2番目の高水準だった。

 同部によると、92トンの内訳は上旬73トン、中旬12トン、下旬7トン。出漁日数は昨年より9日多い24日で、18年以降は100トンを下回る厳しい漁獲が続いていたが、22年は出漁日数に応じて数量が増えた。取扱量は同4334万円高い9109万円。

 6~11月の合計では、取扱量536トンは20年(404トン)、21年(486年)に続き過去3番目に少ない。単価は987円でこれまでに一番高かった。金額は同1億5614万円高い5億1832万円となった。

 同部は「観光客の増加で飲食店や小売店を中心に引き合いが強く、単価上昇につながったと考えられる。20、21年はコロナ禍で経済活動が停滞したが、重症化しにくいオミクロン株への置き換わりや、ワクチン接種が進んで行動制限もなくなり、22年は観光客が復調したのが大きい」とみる。

 道総研函館水試の三原栄次主任主査は「11月の漁獲量は、15年以前に比べると少ないが、16年以降でみると、漁獲量は多く、近年の中では比較的好漁だったと言える」と指摘。要因として「11月の来遊の主体の冬生まれ群の資源量は少ないと考えられるが、南下途中の群れが函館周辺海域に多く来遊した可能性が考えられる」とし、12月以降の漁獲見通しについて「冬生まれ群の資源量が少ないため、近年並みの低い水準で推移するのではないか」としている。

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