【えりも】町の歴史・文化保存に取り組む町郷土資料館北緯42度の会（草野一郎会長）は３日、会の平素の活動を支援・協力してくれている個人や団体に感謝の気持ちを届けようと、同資料館で会員23人があん餅づくりに精を出した。

　この日は、えりも町地域おこし協力隊の宗田光一隊員夫妻と環境省えりも自然保護官事務所の黒田和真保護官も加わって、和気あいあいムードの中で、もち米25㌔を使用して、白餅とヨモギ餅12臼ずつを突き上げ、元和菓子職人の会員が鮮やかな手さばきで千切り、女性会員らが町内の和菓子店から購入したあんを入れて丸め上げてできあがり。

　６個ずつパックにして、今年度の「わらしゃんどえりも自然体験」や猿留山道歩き、史跡調査などに協力してくれた個人や団体38カ所に会員が手分けして届けた。

　例年ならばこの夜は、町内の飲食店で忘年会を開き、１年の活動を回顧しながら新年の計画を話し合って盛り上がるが、昨年に続いてコロナ禍がいまだに収束していないことから、密集を避けるため中止した。

あん餅のパック詰めに励む会員ら