学生たちの支援を受けながらカスタネットづくりに挑戦する園児

　釧路短期大学（杉本龍紀学長）は７日、幼児教育学科に在籍する約８０人の学生が、近隣の幼稚園児や保育園児たちと工作をつくるなどして触れ合うイベント「ＫＪＣランド」を同大学や市内３園で開いた。

　同イベントは、学生たちが学んできた成果を生かす場として２０１５年から実施している。今年はＡ～Ｆの６班に分かれ、１０月中旬ごろから準備を開始。どのようにしたら、子供たちを楽しませることができるかを考えながら指導案を練った。

　コロナ対策の観点から、３班は学内、３班は出向いて行った。学内では、元気がなくなっているサンタを音楽で元気づける「トナカイを探せ！サンタさん元気づけ大作戦」。サンタとトナカイが隠したプレゼントを探す「クリスマスツリーを飾る探検に出発！」。ペットボトルで雪だるまをつくる「雪だるまランド」を展開。

　このうち、同大作戦では、紙コップや紙皿、ペットボトルなどを使用してマラカス、カスタネット、ベルづくりをした。学生たちは悪戦苦闘している園児を丁寧にサポート。完成した後に「あわてんぼうサンタクロース」を全員で歌い上げ、サンタを元気づけた。

　第１福ちゃん保育園の山本紗蘭ちゃんは「お姉さんたちのおかげで簡単にマ

　ラカスができた。楽しかった」とにっこり。酒井裕子リーダー（２年）は「準備はとても大変だったけど、子供たちの笑顔を見ることができて、頑張ってよかったなと思えた」と笑顔を見せた。