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網走タイムズ

明るく手を振り「バーイ」 外国人とコミュニケーション 桂陽高普通科3年生がオンラインで

ロンドンのナットさんとオンラインでつなぎ、英語で会話する生徒

 【網走】外国人と直接会話することで、英語でのコミュニケーション能力を養おうと、網走桂陽高普通科の3年生が海外在住者とオンラインで会話する授業に取り組んでいる。恥ずかしがったり堂々としたりと、生徒の反応はさまざまだが、外国人が話す生の英語に触れることでコミュニケーションの大切さを学んでいる。

 普通科の科目「コミュニケーション英語Ⅱ」での取り組み。普通科2クラスの生徒が各クラス6グループの計12グループに分かれ、それぞれ外国人に英語で質問する。

 会話する外国人は、来校してもらったり、ビデオメッセージでのやり取りもあるが、メーンは海外在住者とインターネットを通じ、オンラインで会話するというもの。

 オンラインでつなぐ国はイギリスやペルー、韓国、スペインと、まさにワールドワイド。いずれも同科目を担当する本谷恵美教諭が、海外で知り合った人たちという。

 5日午前8時50分からの授業では、タイ出身でロンドン在住のレストランシェフ、ナット・バートレットさんとオンラインで結び、生徒が英語で質問した。

 最初のあいさつ「ハロー」はできても、いざ英語で質問するとなると、声が小さくて伝わらずあわてたりと、みな緊張ぎみ。

 「ホワット イズ タイランド レリジョン(タイの宗教は)」「ハウ イズ ア トラフィック イン タイランド(タイの交通事情は)」などと、一生懸命に質問すると、ナットさんは「オーケー」と応え、何とか質問は伝わったよう。

 しかし、ナットさんが返す答えは何を言っているか分からず、みな頭の上に「?」が浮かんだような状態。本谷教諭が軽く通訳するなどで助け船を出すと「あぁ!」とうなずいていた。

 それでも、インターネットを通したコミュニケーションで、生徒たちはナットさんと打ち解けたよう。授業を終え、教室を出る際、ナットさんに向けて「バーイ」と手を振ったり「シーユー(またね)」と、明るくあいさつしていた。

 生徒とのコミュニケーションを終えたナットさんは「最初のクラスはシャイだったが、今のクラスの生徒はいろいろ質問してくれて、とても良かった。天気や食べ物の質問が、印象に残った」と話していた。

 外国人とのオンラインコミュニケーションは、15日まで計7時間を使って行うという。

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