フリートークでＯＢと交流する学生ら

　室蘭工業大学の学生と、地元企業などで活躍する同窓生が情報交換するイベント「学生＆社長オープンマイク」が２８日夜、水元町の同大大学会館であった。学生が先輩経営者の講話やフリートークを通じ、自身の可能性を広げた。

　イベントは北海道若者活躍プロジェクトと室工大同窓会室蘭支部が共催。学生が室蘭のまちや仕事、同窓生に対する親近感を醸成することが目的で、学生１５人と同窓生として９企業の２５人が参加した。

　講話では２人の経営者が登壇。そのうち太平電気の松見哲也代表取締役社長は、新たに取り組んでいるロボット事業について説明。学生に「メーカーにはできないような多彩な発想力を大切に、目標を持って取り組んで」とエールを送った。

　会館内のカフェに移動して行われたフリートークでは、五つのテーブルに分かれＯＢを囲んだ。学生たちは企業が取り組んでいる内容や経営での苦労、学生時代の思い出などをざっくばらんに質問。先輩の活躍に触れながら交流を深めていた。環境創生工学系専攻の葛西芳枝さん（大学院１年）＝青森県出身＝は「普段学ぶことのない分野について貴重な話を聞けました」と話していた。