ハムとソーセージ工場・直売所開設 苫小牧産ブランド肉使用
苫小牧市の食肉販売業あおやま(青山直樹社長)は市清水町2にハム・ソーセージ工場・直売所「苫小牧ハム」を開設し、26日から本格販売に乗り出した。苫小牧産のブランド豚肉などを原料にした約30種の加工品を製造販売。白老の和牛肉を使ったハムも扱い、同社は「地域の食を発信したい」としている。
工場と直売所は、道道苫小牧環状線沿いにある元コンビニエンスストアの建物を改修して開設。鉄骨造り平屋建てで、製造機器を備えた工場の面積は約60平方メートル、売店は20平方メートル。
商品は、市樽前の農場ビィクトリーポークが生産するブランド豚肉・樽前湧水豚を積極的に活用。苫小牧ハムでは「苫小牧湧水豚」の名称で、ベーコンやロースハム、ウインナーなどを製造販売する。担当者は「うま味の詰まった豚肉の脂は口溶けが良く、さっぱりした味わい。苫小牧のブランドポークをアピールしたい」と言う。
製法にもこだわり、スパイスや薫煙の材料、機材などはソーセージの本場ドイツ産を使用。ブナのチップでいぶし、味わい深い商品に仕上げている。この他、白老の和牛を使用した牛ハムも販売。いずれは厚真産鶏肉を使ったハムも製造し、地域の特産品の消費拡大に貢献していきたいという。
価格は、苫小牧湧水豚ウインナー4本入り480円、同ロースハム100グラム660円など。ラム肉のウインナーといった珍しい商品も扱っている。高泉崇工場長は「心を込めて製造した商品を、多くの人に味わってもらいたい」と話している。営業時間は午前11時~午後6時。水曜定休。
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