【えりも】町内のボランティア団体「えりも森の歩人（ほびと）」（中岡俊子代表、会員15人）は12日、庶野キャンプサイト「ヒュッゲ」（デンマーク語で居心地の良い空間）で、周辺の環境整備とキャンプ場の芝刈り、間伐材のまき割りと保存、さらに空き地にクルミの種５００個を植えつけた。

　同キャンプサイトは、例年夏休みに、町郷土資料館北緯42度の会主催の「わらしゃんど自然体験」で、小学生が川遊びや魚釣り、キャンプファイア、暗闇探検などで楽しむ場所。さらには、敷地内に旧別荘もあることで、冬期間以外は災害など緊急時の避難場所としても活用可能なことから、会員らは間伐材での薪木のたくわえにも精を出した。

　また、荒地に戻っている旧養魚場０・５ヘクタールには、昨年から落葉樹の苗木植栽を続けており、今年は０・１の森林再生に励んだ。

　晴天下の午前中で作業を終えた会員たちは、持参の手料理を分け合いながら、どのような環境の「森づくり」を目指したいか、会員でプロの林業技術員の話を聞きながら意見を述べ合った。

間伐材でまき木づくりに励む会員たち