【日高】町内の空手道場「日本空手道雅龍拳誠（がりゅうけんせい）会館」に所属する門別小４年の八嶋駿吏（しゅんり）君と、同道場苫小牧支部の道場生で苫小牧市立ウトナイ小４年の森田丈三郎（じょうざぶろう）君が、20日に東京都の国立代々木競技場第１競技場で開かれる「ＪＫＪＯ（全日本空手審判機構）全日本ジュニア空手道選手権大会」に出場する。

　同選手権大会は「空手甲子園」とも呼ばれる国内最高峰のジュニア大会。防具を装着して突きや蹴りを直接打ち込むフルコンタクトで競う。

　４月17日、北海道総合体育センター北海きたえ〜るサブアリーナで開催された北海道選抜予選大会で八嶋君は30㌔未満の部に出場。トーナメント形式で全３試合戦い、いずれも判定勝ちして優勝。森田君は30㌔以上の部に出場し、１・２回戦を判定勝ちし決勝で敗れ準優勝。

　八嶋君は「上段回し蹴りが得意。全国大会に行けてうれしい。とにかく初戦突破して技有りをとって勢いをつけたい」、森田君は「下段回し蹴りが得意。後ろに下がってしまう所があるので、蹴ったら足を前におろしてすぐ突くことを心がけて、思いっきり戦ってきたい」と意気込みを話した。

　道場の佐々木雅美最高師範（62）は「得意技を使いこなし、初戦突破してほしい。相手をよく見てパニックにならぬよう。気持ちの持ち方もあるので、図太さを持って勇気を出して練習の成果を発揮してほしい」とエールを送った。

全国大会出場の八嶋君（左）と森田君（右）