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十勝毎日新聞

ゼロカーボンシティ推進協議会が発足【士幌】

 2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル(脱炭素)」の実現に向けて、士幌町は「ゼロカーボンシティ推進協議会」を発足させた。第1回会議が町コミュニティセンターで開かれ、高木康弘町長は「国や道のさまざまな支援施策を最大限活用し、町民意識の醸成と合わせ『ゼロカーボン士幌』に挑戦したい」と積極的な姿勢を示した。

脱炭素の実現に向けて話し合う委員ら(士幌町提供)

 国内外で脱炭素化の動きが加速する中で、町は6月にゼロカーボンシティを宣言。町は7月に採択された環境省の「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」を活用し、温室効果ガスの排出抑制や再生可能エネルギーの可能性を探る。削減目標を決めるとともに、「町再生可能エネルギー導入計画」を策定していく。

 同協議会は行政、交通、金融、環境など各分野の関係者10人で構成。初会議は10月24日に開かれ、高木町長が各委員に委嘱状を交付した。

 オブザーバーとして環境省北海道地方環境事務所地域脱炭素創生室の青地絢美室長補佐と山本諭環境専門員、鳥井美奈子十勝総合振興局くらし子育て担当部長、北海道電力の佐藤一哉道東支社販売グループリーダーが出席した。

 会議では事務局が地域資源を活用した脱炭素シナリオについて、町民の利便性と住環境の創出を実現するための方向性などを説明。具体的にはバイオガス発電や太陽光発電の拡充をはじめ、コミュティバスのオンデマンド化、再エネ・省エネの普及啓発セミナー実施、森林を活用した環境教育、植林・森林整備を通じた森林吸収の促進などを挙げた。

 委員の大西康子さん(町環境審議会委員)は「毎日の暮らしの中で二酸化炭素排出量の削減に貢献できるようにしっかり勉強したい」、中村貢さん(町商工会長)は「みんな意欲がある。一致団結して取り組みたい」と話した。

 次回会議は12月に開く予定。

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