【日高】門別競馬場で４月13日から85日間開催された「ホッカイドウ競馬グランシャリオナイター」は今季最終日の10日、最終レースの「第65回道営記念（Ｈ１、ダート２０００㍍）など迫力ある12レースが行われ閉幕した。

　最終レースの道営記念は、３歳上16頭が一斉にスタート。中団から内を通って進出したサンビュート（五十嵐冬樹騎手、日高町門別・ケイズ生産）が４コーナーで先頭に立ち、外から迫る１番人気のシルトプレ（石川倭騎手、新ひだか町静内・藤原牧場）と６番人気のルールソヴァール（笹川翼騎手、同・岡田スタッド）を振り切って勝利した。勝ちタイムは２分６秒３。４着ドテライヤツ（阿部龍騎手、浦河町・三枝牧場）、５着クインズサターン（落合玄太騎手、新ひだか町静内・佐竹学牧場）。

　五十嵐冬樹騎手は「昨年、自分のミスで悔しい思いをした。今年はその悔しさを晴らそうと思い馬を信じて乗ろうと思っていた。最後は頑張って残ってくれという気持ちだった。自分を起用してくれた皆さんに感謝。寒い中足を運んでくれてありがとう。サンビュートはこれから活躍してくれると思うので応援よろしくお願いします」とコメントした。

　サンビュートは父パイロ、母チャームエンジェル（母の父シアトリカル）の騸５歳。馬主・加藤ステーブル、調教師・堂山芳則師（門別）。戦績は25戦８勝、総収得賞金は７５８５万９千円。

　この日の門別競馬場は、１２１１人が入場した。同レースの発売額は、３億７９８９万３２００円、この日の発売額は８億４２１８万４９０円だった。

道営記念優勝の表彰式