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函館新聞

なっとうクラッカー かぼちゃシュークリーム シンガポールで売れる商品【函館】

オンラインで行われたシンガポール大によるプレゼンテーション(函館会場=北海道国際交流センター)

 函館市がシンガポールで受け入れられる商品を目指す「有望市場向け商品開発支援事業」で、シンガポール国立大学から2つの開発商品の提案があった。市内食品関連2社が提供した食材を基に、同大学生がプレゼンテーションしたのは「なっとうクラッカー」と「かぼちゃシュークリーム」。開発を依頼した2社の担当者は「きめ細かい調査や研究を経て魅力的な商品を開発してくれ感謝したい。参考に東南アジアで受け入れられる商品開発に取り組みたい」と意欲を見せた。

 10日北海道国際交流センターでオンラインによる商品発表会で報告した。

 シンガポールを含む東南アジア圏は、所得水準の向上に伴い日本食への関心が高い。ただ、現地バイヤーからは「食文化の違いから、商品の味付けやパッケージなどが地元民になじみにくい」という課題も聞かれる。

 同事業では東南アジア屈指の名門校シンガポール国立大学の研究チームと連携。函館の企業から提供された食材を、どう加工すれば受け入れられるか市場調査などを行い、新商品の開発を進めてきた。

 開発を依頼したのは「ヤマダイフーズプロセシング」(西桔梗町)と「カドウフーズ」(追分町)。

 ヤマダイは、納豆を食材として提供。同大では、現地調査で納豆を食べたことのある3割のうち、味や食感、においが苦手と答えたことに着目。納豆のぬめりや苦みを抑えるためにクラッカーの生地に使用し、においを和らげるため五香紛やガーリックなどで味付けした「なっとうクラッカー」を完成させた。

 カドウフーズは、厚沢部産のカボチャを原材料として提供した。同大ではカスタードにカボチャピューレを加えた「かぼちゃシュークリーム」の開発に取り組み、人工香料や保存料を使用しない商品が出来上がった。

 プレゼンでは、地元に受け入れやすい独自のパッケージデザインや、高温多湿の気候に適応した包装材料なども紹介した。両社の担当者は「現地でなければ気が付かない情報を知ることができた」と語った。

 今回の開発商品は、来年1、2月に予定するシンガポールでのテストマーケティングで現地バイヤーに紹介される。

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