釧根産食品磨き上げ 相談会と商談会、専門家がアドバイス【釧路】
釧路総合振興局と根室振興局が主催する「釧路・根室地域食のブランド・ステップアップ相談会」と札幌市などが主催する「卸売キャラバン隊商談会in釧路」が10日、ANAクラウンプラザホテル釧路で同時開催され、釧根管内の事業者が食の専門家からさまざまなアドバイスを受けたほか、札幌市内の商社などと商談に臨んだ。 この相談会は釧路、根室産食品の磨き上げや販路拡大に向け、道内外のバイヤーやシェフら食の専門家からアドバイスを受ける。同商談会は札幌市内の卸売業が有する流通機能や販売機能を活用し、釧根の優れた食品をPRするとともに、地域の食産業活性化などを目的としている。
この日は釧根管内の約20事業者が参加。販路拡大や商品について相談した「23時のチーズケーキ」(中標津町)の佐藤由紀子オーナーは、「助成金を使った販路拡大や事業計画の書き方についてアドバイスをもらえた。とても分かりやすく心強い」と笑顔。来年3月に販売を予定している新
商品の商談に臨んだ「おが和」(釧路)の小川衛治専務は「現在取り扱っていただいている商品を含め、とても好感触だった」と語った。
釧路総合振興局商工労働観光課の後藤英徳課長は「今回の商談会をきっかけに、商品の販路拡大やブラッシュアップにつながってほしい」。札幌市経済観光局展示場整備担当課の吉田竜さんは「キャラバンを道内各地でやっているが、釧路はトップレベルの活気がある。釧路、根室の商品は札幌の消費者にも人気が高く、今後も定期的に開催していきたい」と意欲を示した。
なお、同商談会は11日も午前9時30分から正午まで、同ホテルで開催される予定。
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