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日高報知新聞

林業機械操作など体験【平取】

【平取】道立北の森づくり専門学院(略称:北森カレッジ)の1年生2人が10月25~28日の4日間、沙流川森林組合(松原俊幸代表理事理事長)で短期就業体験実習を行った。

 道内初の林業大学校として2020年4月に開校した北森カレッジでは、学生が道内の林業、木材産業における就業イメージを構築するとともに、社会人としての心構えを学び学習意欲の向上を図るため、短期就業体験実習を全道で実施している。

 実習生は、ともに札幌出身の岡弥真登(やまと)さんと久保良太さん。室内講義では組合・平取町の概要や労働安全などを学び、平取町内視察(義経神社・二風谷アイヌ文化博物館・びらとり温泉)も行った。

 作業体験では、同組合の川端純係長らを指導員に町内旭の町有林4・73㌶で林齢39~52年のトドマツの保育間伐事業(チェンソー・鋸・鉈などによる間伐作業)や利用間伐事業(高性能林業機械・フォワーダ・チェンソーなどによる搬出間伐作業)を行った。

 久保さんは「自然に関わった仕事がしたかった。昔の林業とは違い機械化がものすごく進んでいる。表面的な知識しかなかったので、林業の奥深さを学習している。ハーベスタ(高性能林業機械)を動かし新鮮で貴重な経験となった。学習内容、実習体験を活かし林業の担い手として活動したい」、岡さんは「子どもの頃からキャンプ、登山など自然が大好きな少年だった。学院に入学してからも身体を動かし、良い空気を吸い学習に励んでいる。グラップル(高性能林業機械)に試乗し、木を運ぶフォワーダに木をのせる実習を行った。カナダなどでは馬搬と機械と両方を活用しているので、自分も馬搬をやってみたい」と意欲的に話した。

 川端指導員は「非常に真面目に取り組んでいた。基本的な専門知識があるので指導しやすかった。これからの林業を支える担い手として応援したい」と激励した。

ハーベスタを動かす体験をする学生

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