ランタン作りなどを体験【浦河】
浦河町教委と浦河高校は10月26日、浦河町総合文化会館で2022年度浦河高校連携講座「ハロウィンパーティー~海外文化を楽しもう~」を開催した。浦河高校の教員を講師に32人の親子が参加し、かぼちゃのランタン作りや英語のゲームを楽しんだ。
地域の連帯感を高め、活力あるふるさとづくりを進めるための学習機会として、浦河町教委と浦河高校が連携する取組。1996年(平成8年)の事業開始当初は“高校を卒業しても、学校で学ぶことで学生気分を味わおう”という趣旨のもと、大人向けの生涯学習講座を主としていたが、現在は、地元の高校の教育活動を知る機会として、子どもや保護者向けの講座も積極的に展開し、進学希望者確保の一助にもなっている。
例年「浦河高校開放講座」として教員それぞれの専門的な知識を活用した多彩な講座を開講しているが、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から「浦河高校連携講座」と名称を変更し規模の縮小を余儀なくされている。今年も昨年に引き続き、総合文化会館で感染防止対策を取りながら「ハロウィンパーティー~海外文化を楽しもう」と題し、英語を身近に感じながら海外文化の理解を深める講座を実施した。
ハロウィンパーティーでは、浦河高校の英語教諭ら4人と、ボランティアとして同校生徒8人がイベントを運営。幼児や小学生とその保護者が、かぼちゃの〝ジャック・オー・ランタン〟作りや、ハロウィンにちなんだ英単語を使った〝ハロウィンビンゴ〟に挑戦し、ハロウィンパーティーを楽しんだ。
ボランティアとして、子どもたちのランタンづくりなどをサポートした同校1年生の矢本頌太さんは「子どもたちと対話しながらの活動で、子どもたちにも保護者の方にも喜んでもらえて良かった」、中井雅さんは「子どもたちと関わることで、とてもいい経験と学びになった」と笑顔を見せた。
本間裕紀教諭は「新型コロナの感染拡大で、いつ中止になるかわからないような状況だったが、無事に開催できて安心した。町民の方々と学校が関わる機会として継続した活動を続けていきたい」と話していた。
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