個性豊かな参加者が登場したコスプレコンテスト

緊張しながらマイクを握り、衣装をアピールする子どもたち

　室蘭市中島町のシャンシャン共和国商店街振興組合（斉藤弘子大統領）の「３７周年建国祭」のコスプレコンテストが３０日、お元気広場で開かれ、ハロウィーンにちなんだ衣装などを着た参加者３０人以上が登場し、会場を盛り上げた。

　建国祭でのコンテストは初開催。コロナ禍でコスプレをする機会が失われているため、すてきな装いで晴れやかに祭りに参加してほしいと、願いが込められ実施された。審査委員は斉藤大統領をはじめ、青山剛市長など６人が務めた。

　参加者は順番に華やかなコスプレを披露。カボチャ柄の帽子、クモの装飾など、ハロウィーンをテーマにした衣装をまとったり、人気アニメ「鬼滅の刃」「ワンピース」などのキャラクターに扮するなど、観客の目を引いていた。一人一人にマイクが渡され、衣装へのこだわりや工夫を発表。「熊になりきりました」「猫耳が落ちないように手を加えました」「スカートがポイントです」など、子どもたちは緊張した面持ちでアピール。会場からは温かい拍手が送られた。

　審査員賞に輝いた髙橋杏珠さん（旭ヶ丘小２年）は、母親の恵さん（３５）が手作りした、アニメ映画「魔女の宅急便」のキキの衣装で参加。「頭に着けたリボンが重たくて大変だったけど、賞をもらえてうれしい」と笑顔を見せた。恵さんは「個性豊な参加者がいて、ほほ笑ましいコンテストだった」と振り返り、娘の受賞を喜んでいた。斉藤大統領は「ハロウィーンらしい催しで楽しんでもらえて良かった」と目を細めていた。

　３０日の建国祭ではこのほかにも、空手演武やダンスパフォーマンス、建国セレモニーなどを開催。仮装してきた子どもたちにはお菓子がプレゼントされた。