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日高報知新聞

「目標に向かって辿り着きたい」【浦河】

 浦河赤十字看護専門学校(学校長・大柏秀樹浦河赤十字病院長、学生49人)=浦河町東町ちのみ1=の第33回戴帽式が28日、浦河赤十字病院4階体育館で行われ、厳かな雰囲気の中、今春入学した1年生が看護の道への第一歩を踏み出した。

 戴帽式は、半年間の基礎授業を終え、現場実習を前にした節目の行事。新型コロナウイルス感染症対策として今年も来賓は出席不可としたが、在校生は出席した。

 式は病院、学校関係者や父母が見守る中、1年生10人の名前が呼ばれ、一人ひとりがステージに登壇。憧れのナースキャップを着けてもらったあとキャンドルサービスのほのかな明かりを手に、ナイチンゲール誓詞を斉唱した。

 式辞で大柏学校長は「戴帽式によって気持ちを新たに看護師になるという意識を高めるとともに、その責任の重さを感じたことでしょう。多くの災害や新型コロナが猛威を振るう中、赤十字看護師の役割は大きなものとなっている。柔軟な心を持ち学び続けてください。これからも多くの壁や困難にぶつかると思うが、今日の感動を胸に初心を忘れずに乗り越えていってほしい。近い将来、豊かな人間性を持った優しい看護師になってほしい」と激励した。

 戴帽生を代表して奥田由羽(ゆう)さん(19)=旭川市出身=は、入学からの半年間の学校生活を振り返りながら「病棟で行われた実習で、チームで協力しながら今まで学校で学んだことを最大限に生かそうと心掛けて臨んだものの、学生同士で行う演習とは大きく違い、日々変わりゆく患者さんと向き合う難しさを学んだ。まだ未熟ではありますが、自分たちでできる看護をすることで、患者さんに笑顔が見え、すこしずつ回復していくという変化が見え、うれしく感じた。これから先楽しいこともあればつらいこともたくさんあると思うが、33回生全員で協力し失敗を恐れず、前を向きながら助け合い、赤十字の看護師という目標に向かってみんなで辿り着きたい」と誓いの言葉を述べた。

 今後は基礎実習などで看護の知識や技術の習得を目指す。

ナースキャップを着けてもらう1年生

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