【新冠】新冠小（五十嵐重信校長、児童２１４人）で26日、新冠産の食材や加工品を使った「ふるさと給食」が提供された。

　町内の３小中学校は自校式給食で、地元の食材による給食の提供で児童生徒に地場産品の良さや食に関心を持ってもらおうと、２００１年（平成13年度）から町教委の助成で毎年２回実施している。

　この日の献立は、ご飯（新冠産ななつぼし）とピーマンの肉詰め、大根サラダ、具だくさんの味噌汁、ホロシリ牛乳（鈴の鳴る道）で、調味料以外はほとんど新冠産の食材を使用した。味噌汁には、農協青年部からのジャガイモと町内のみーやん農園からサツマイモやカボチャなどの提供があり食材として使用。

　献立を考えた田渕いずみ栄養教諭は「特産のピーマンやななつぼしなど地元の食材を使った給食を、子どもたちに楽しんで食べてほしい」と話していた。

　５年２組（20人）では、エプロンと三角巾をつけた給食当番が準備を進め、児童代表がふるさと給食の主旨を説明したあと、全員で「いただきます」とあいさつし食べ始めた。

　片岡駿斗（はやと）君は「ピーマンの肉詰めがとてもおいしかった」、長嶋蘭さんは「ピーマンの種がきらい。ピーマンの種のない肉詰めとホロシリ牛乳など全部おいしかった。完食できた」とそれぞれ笑顔で話した。

　朝日小の児童34人、新冠中の生徒１３２人にも同様にふるさと給食が提供されている。

ふるさと給食を食べる児童たち