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函館新聞

道警剣道大会 函館中央署が1978年以来44年ぶりに優勝【函館】

優勝旗、盾、トロフィーを手に優勝を喜ぶ(左から)北條巡査部長、及川巡査、三十尾巡査長

 9月に札幌市の道立総合体育センター北海きたえーるで開かれた今年度の道警剣道大会で、函館中央署(高田重栄署長)が出場区分「第1部」で1978年以来2度目の優勝を果たした。大将を務めた同署交通第二課の北條航介巡査部長(35)は「優勝して得たことを日々の業務でも積極的に実践していきたい」と喜びを見せている。

 3年ぶりに開かれた今大会は署の規模別で第1~3部に分かれ、トーナメント戦で行われた。男子団体第1部(署員100人以上)には道警本部機動隊や警備部、警察学校など計36チームが出場。同署からは北條巡査部長と留置管理課の三十尾(みそお)亮人巡査長(31)、地域課の五十嵐翔太郎巡査長(27)、田中雄也巡査(24)、及川幸翼(こうすけ)巡査(23)、生活安全課の城地勘巡査(32)の6人がエントリー。全員が3~5段の有段者だ。

 試合ごとに出場する5人の布陣を決め、初戦は白石署、2戦目は小樽署、準決勝は警察学校、決勝戦では道警本部機動隊と対戦。中でも機動隊には「特練員」と呼ばれる剣道の指導を専門とする警察官がいる強豪だったが、「決勝直前に円陣を組み、良い雰囲気と自然体で試合に臨んだ」(北條巡査部長)と振り返る。

 44年ぶりの頂点は地道な努力でつかみ取った。それぞれ所属部署が異なり、指導者がいない中、城地巡査の一声で今年度から朝練習を始めた。有志が集まり、午前7時から約1時間、基本動作の確認や試合形式での稽古に励んだ。大会2週間前からは特別勤務体制で集中的に仕上げを行った。

 北條巡査部長は「やるときはやる、やらないときはやらないというスタンスで、一つ一つのメニューに本気で取り組んだ」と話し、素振りでも毎回汗だくになるほどの熱量で臨んだという。

 三十尾巡査長は「全員の個性がうまくかみ合って優勝をつかめた。一つの組織として働く大切さを学べた」、及川巡査は「短期間でも努力実感できた。戦力になれるようくじけずやり通したい」と話し、警察官としての活躍を誓う。

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