【浜中】ルパン三世フェスティバルｉｎ浜中町（モンキー・パンチｄｅ地域活性化プロジェクト主催）が２９日、町総合文化センターで開幕し、コロナ禍で３年ぶりの開催を待ちわびた町内外のファンらでにぎわった。

　同フェスは「ルパン三世」の原作者モンキー・パンチ（本名・加藤一彦）さんが町出身という縁で２０１２年から開催している。今年は、テレビシリーズ「ルパン三世パート６」の絵コンテなどのビジュアル展をはじめ、ルパンの愛車フィアット５００との撮影や町限定のオリジナルグッズなどを販売。同センター駐車場では、３台のラッピングトレーラーを展示するほか、ウニや花咲ガニ、豚肉や鹿肉、乳製品など浜中の特産品を使ったグルメ屋台が並んだ。

　大ホールでは帯広駐屯地第５音楽隊が、テーマ曲など作品にまつわる曲目で演奏を披露。地元小中学生でつくる浜中ジュニアアンサンブルも共演し、来場者から大きな拍手が寄せられた。会場は道内や本州から主要登場人物に扮したコスプレーヤーも多数来場し、会場は熱気に包まれていた。同フェス常連で小樽市から来たラジオパーソナリティーの田邉邦昭さん（４０）は銭形警部に扮（ふん）し参加。「フェスはアニメを生かした町おこしの草分け的存在。３年ぶりに開催してもらいうれしい」と笑顔を見せていた。

　同フェスは３０日午後２時から、アニメでルパン三世の声を担当する栗田貫一さんと石川五ェ門役の浪川大輔さんによるスペシャルトークを開催。入場券は配布済みだが、会場内３カ所でライブ配信を行う。

来場者の求めに応じポーズを決めるコスプレーヤーたち