十勝に落語の笑いを アマはなし家2人団体発足【帯広・足寄】
十勝のアマチュア落語家による団体「道東落語倶楽部『こてんこてん』」が新たに発足した。立ち上げたのは元小学校教諭の綴家段落(つづりや・だんらく)こと大原雅樹さん(66)=帯広=と、足寄小教諭の西遊亭競馬こと西藤孝幸さん(52)=足寄。11月20日に帯広市内のとかちプラザで、初の「段落・競馬の落語会」を開く。
「こてんこてん」は競馬さんが代表を務める十勝の落語同好会として活動していたが、会員の転勤などを受けて長らく休止していた。
そんな中、落語歴15年で札幌落語倶楽部の初代代表を務めた段落さんが昨年6月に札幌から帯広へ移住。2人は顔なじみだったことから、「こてんこてん」を道東落語倶楽部として今年7月に復活した。今後は一緒に落語をしたい人やスタッフなどを募集し、定期的に落語会を開く予定。
団体の代表を務める段落さんは、札幌市内の小学校で昨春までの約40年間、教諭を務めた。地域の小学校で「落語出前講座」を熱心に行い、今年度は十勝でも国語の授業の一環として落語を披露している。
来月20日に初公演
初の落語会では「寿限無」など子どもにも分かりやすいネタを披露する。2人は「落語の魅力は悪人が出てこないこと。いろんな人が助け合って生きている」とし、「生の落語を楽しんで」と話している。
入場料500円。事前予約が必要。落語会や出前講座の申し込み、同団体への問い合わせは段落さん(090・7583・9282)へ。
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