浦河町立堺町小学校（品田和輝校長）の学習発表会が14日、同校体育館で開かれ、児童たちがこれまで練習に励んできた劇や器楽演奏などを元気いっぱいに披露した。

　新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、予定していた日程を１週間延期し開催した。

　テーマは「一致団結　仲間と協力深める絆」。感染防止対策として、今年も発表する学年ごとに体育館の入場者を制限し、密を回避しながら実施したが、児童たちは、これまでオンラインにより各教室で見ていた他学年の発表を、総練習を行った12日、３年ぶりに会場に集まり見学した。

　学習発表会は、器楽演奏を行う１年生が「となりのトトロ」、３年生が「ドラえもん」、５年生が「友よ」などの曲をメインに、合唱や器楽演奏、リズム演奏などを発表。演劇は２年生が「海のめざましどけい」、４年生が「西遊記」、６年生が「２つの世界」の演目を披露した。

　このうち、５年生の発表は、オープニングのプラスチックカップと机を使ったリズム演奏「カップス」でスタート。クラス全員が息ぴったりにカップでリズムを刻んだあと、リコーダー演奏、合唱を披露し、最後の器楽演奏を終えると、会場の保護者からは大きな拍手が送られた。

　品田校長は「子どもたちはこの１週間、モチベーションを高めながら、延期になった分、さらに良い発表になるように練習に取り組んできた。その成果がしっかりと発揮されている」と話し、児童たちの頑張りをたたえていた。

器楽演奏を披露する堺町小児童たち