【新ひだか】三石富沢の富沢郵便局（一戸嘉美局長、職員１人）が敷地内に新築移転し24日、局舎前で日本郵便北海道支社（札幌市中央区）などから関係者16人が訪れ、落成式でテープカットを行い営業を開始した。

　同郵便局は、１９４１年（昭和16年）１月に創設され今年で81年目を迎えた。これまでの局舎（木造一部２階建て72平方㍍）は、築51年が経過し、老朽化などにより、今年４月から新築工事を進めていた。

　完成した新局舎は、木造平屋建て87・97平方㍍。利用者スペースも広くなり、高齢者の多い地域住民に使いやすく対面のローカウンターや相談コーナーも設置された。

　この日は、北海道支社経営管理本部の赤松義孝店舗担当部長や清水浩之北海道地方郵便局長会会長、大野克之町長、北海道地方郵便局長会日高地区会長の高松寿光三石郵便局長、一戸富沢郵便局長らが営業開始を前にテープカットで新築を祝った。

　大野町長は「新局舎おめでとうございます。今後もこの地域の見守り活動をよろしくお願いします」、北海道地方郵便局長会の清水会長は「郵便局は地域の安心、安全、交流の拠点を目指しています。周りの皆さまから愛される局作りに励んで下さい」と祝いの言葉を述べた。局舎の所有者となる一戸郵便局長（47）は「地域の皆さまに支えられ仕事をさせてもらい感謝している。これからも地域の皆さまのため頑張っていきます」と謝辞を述べた。

　同局の取扱業務は、郵便・荷物サービス（郵便、印紙、ゆうパック）、貯金サービス（貯金、為替、振替など）、保険サービス（生命保険、バイク自賠責など）、物販サービス（カタログ販売、店頭販売など）。

　営業時間は、郵便・物販が午前９時から午後５時、貯金・保険は午前９時から午後４時まで（12月31日から翌年１月３日を除く）、土日休日は取り扱い不可。ＡＴＭは、平日午前９時から午後５時半、土曜日は午前９時から午後０時半まで。

　先着２５０人に新築記念品（名入ボールペン）が贈呈される。

新築された局舎前でテープカットする関係者