寄付を呼びかけるプロジェクトメンバー高野さん、齋藤さん（下段左から）荒木さん、藤田さん（上段左から）

二次元コード

　１１月１２、１３両日に横浜みなとみらいホールで開催する「第２４回全日本高校吹奏楽大会ｉｎ横浜」に、道代表として出場する遺愛女子高校吹奏楽局（江口恋冬局長、１３２人）を支援しようと、同校卒業生の２０代～６０代の有志６人が「ＡＩＳＵＩ応援プロジェクト」を立ち上げ、大会の遠征費用の一部にと寄付を呼び掛けている。

　大会は、高校吹奏楽の全国３大大会の一つで、愛吹は５年ぶり３度目の出場。遠征には、局員ら約１３０人の交通費や宿泊費のほか、楽器の運搬費用、練習会場の使用料など、総額１０００万円以上の資金を要する。代表の藤田道子さん（６６）は「局員や学校を経済的に支援することで在校生の素晴らしい活動を後押ししたい」とプロジェクトを９月末に立ち上げた。

　継続的に次世代に引き継ぐため、幅広い年齢に声を掛け役割分担した。ホームページを担当した荒木明美さん（４９）は「愛吹は全道・全国大会常連校なので、継続的に支援する仕組みづくりが必要。今回はモデルケースになる」と話す。支援を呼び掛けるチラシを作成した高野信子さん（３６）は、これまで藤田さんが頑張ってきた支援活動をＳＮＳなどで効率良く呼び掛ける方法を提案した。

　愛吹ＯＧの齋藤彩花さん（２１）は「プロジェクトに関わり、同窓生の力は大きいと感じた」と局員が安心して活動できるよう支援したいと意気込む。

　プロジェクトは、期限を設けないで今後も継続的に支援していくとしている。

　寄付は１口１０００円から。希望者は同校ホームページに掲載する。申し込みは二次元コード、またはファックス（０１３８・３２・２４４４）で。問い合わせは藤田さん（０９０・３７７４・６６８６）へ。