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日高報知新聞

オヒョウなど20種160本植樹【平取】

【平取】平取地域イオル再生事業・体験交流事業「イオルの森散策・植樹体験」が15日、町内荷負地区の新イオルの森で開かれた。沙流川愛クラブから11人のほか、関係者計30人が参加して行われた。

 イオル再生事業は、森林や水辺などで、アイヌ文化の保存・継承・発展に必要な樹木や草本などの自然素材が確保でき、その素材を使ってアイヌ文化の伝承活動などが行われるような空間を形成するもの。平取地域では2008年(平成20年)から実施されている。

 参加者たちは目的地へ着くと5人1グループになり、道科学大名誉教授で農学博士の岡村俊邦さんが考案した黒いシートを活用した植え方「生態学的混播混植法」を用いて、近自然森づくり(植樹体験)を行った。

 1年前からあらかじめ黒いシートを敷いて、雑草が生えないようにした所に、8本のポットに入った苗木(3本はオヒョウ)を植えた。カッターで黒いシートを十字にカットし、ポットの大きさの穴をショベルで掘ってから苗を逆さまにして押さえて植え、土を丁寧に戻すと、切り目の入った三角の黒いシートで苗が倒れないようにセットし、シートの上に砕き石を乗せて押さえるなどの細かい指導を受け、オヒョウ・オニグルミ・ミズナラ・ハルニレ・カツラなど20種160本を植樹。

 その後、ファミリーランド横の苗畑(ヌプカトイ)に行き苗畑散策しながら約385本ある成長したオヒョウやエンジュ、カツラなど13種の木を眺め、「苗づくり・種まき体験」を行った。

 情報センターに戻った参加者たちは「シト試食会」でイナキビ団子に舌鼓を打ち活動を終えた。参加者の一人は「人間が手をかけなければ文化、伝承を守ることが出来なくなっている。未来に向けて再生される活動に協力できたことに満足」と話していた。

黒いシートに小さな苗木を丁寧に植えていく参加者たち

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