縄文ガチャ人気の兆し ご当地カックー缶バッジ入り【函館】
道内唯一の国宝・中空土偶を模したキャラクター「カックー」と道南各市町の特産品を描いた“ご当地カックー”の缶バッジが入ったカプセル玩具の販売機「ガチャガチャ」が、人気を集めている。レアキャラも含めて全16種類を用意。今夏から函館山ロープウェイなど3か所に設置され、500個以上を売り上げた。今後、製作に当たる縄文DOHNANプロジェクト(山田かおり代表)は設置場所を増やし、さらなる縄文PRに生かす考え。
「カックー」は同プロジェクトのオリジナルキャラクターで、グッズに起用され親しまれている。コロナ禍でPR活動に制限がある中、道南各地の特産物などと絡めて縄文をアピールしようとコラボレーションを企画。そのパネルを製作し、各市町に寄贈してきた。
缶バッジは、道南15市町それぞれのキャラクターに加え、シークレットアイテム1つも用意。これまではイベントでのひもくじ用に活用していたが、広く知ってもらおうと、ガチャガチャとして同ロープウェイ、道の駅「横綱の里ふくしま」(福島町)と南かやべ漁協直販加工センター(川汲町)に設置した。
すべてメンバーの手作りで、カプセルには缶バッジのほか、各市町の魅力やホームページにつながる二次元コード、縄文へのかかわりなどを紹介した説明書も添えた。1回200円。
設置希望があれば応じるという。山田代表は「これからもさまざまな手法で縄文を盛り上げていきたい。その一助になれば」と期待している。
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