海藻の利活用プロジェクト【えりも】
【えりも】道内産コンブの利活用を視察するためスペインからのプロジェクトチームが15日、町内を訪れた。えりも岬のコンブ漁業生産者、川﨑幸一・尚子さん夫妻宅では、コンブ漁に係わる解説を聞きながら、コンブを活用した昼食を賞味した。
視察団は、スペイン・ビルバオビスカヤスローフード協会などが、自国海域の海藻の利活用を図るために、コンブの主産地である道内太平洋沿岸の、函館市や鹿部町などの生産者と試験研究機関を訪問。
国内での視察支援者は、遊佐順和内閣府地域活性化伝道師(札幌国際大教授)で、この日は、同協会のマリアーノ・ゴメス名誉会長とミシュランの星付きレストランの精鋭シェフ5人が遊佐教授と通訳同行で川﨑さん宅を訪問。大西正紀町長と住野谷張貴えりも漁協専務も出迎えた。
一行は、川﨑さん夫妻、大西町長、住野谷専務から、えりもは道内産コンブの主要生産地であることや、加工しやすく、コンブの出汁は和食を一層引き立てるなどと説明を受けた。また、尚子夫人は「コンブに含まれているアルギン酸は、コレステロールなどの有害物質を体外に排泄する効果がある」ことなども紹介した。
昼食は、イクラ丼やコンブ巻き、サケ煮付けなど、コンブを有効に活用した10品の料理でもてなし、視察団は和食の美味を堪能。ゴメス名誉会長は「コンブがバリエーションに富む食品であることが理解できた」と話した。 食事後には、シェフらが生サケを使って、鮮やかな手さばきでスペイン料理を調理して、川﨑さん家族と参加者に振舞った。
その後一行は、えりも岬緑化事業の視察で、百人浜の展望塔から植樹地帯を眺望し、住野谷専務の解説に熱心に耳を傾け、町内で唯一の短角牛飼育牧場を視察した。
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