HACが24日から函館―丘珠線1日最大7往復に増便 函館で夜間駐機【函館】
北海道エアシステム(HAC、武村栄治社長=札幌)は24日から、運航する日本航空(JAL)の函館―丘珠(札幌)便に関し、午前7時35分函館発の早朝便と、午後7時20分丘珠発の夜便の2便を加え、1日最大7往復に増便する。17日に武村社長(52)らが函館新聞社を訪れ、札幌滞在時間が増え、出張や旅行などでの利便性が向上する新たなダイヤをPRした。
現行の丘珠便ダイヤでの早朝の便は午前8時45分函館発、夜は午後5時半丘珠発が最も遅く、1日6往復運航。HACでは函館―丘珠線を主要路線と位置づけ、新たな需要を掘り起こそうと昨年から増便を計画。函館空港では24日から機材の夜間駐機を実施し、乗務員も夜間滞在。整備基地を開設し、HACの航空整備士2~3人が常駐する。
朝の初便が現行より約1時間早く、丘珠発の夜の最終便が約2時間遅くなったことで、札幌に滞在できる時間が約3時間増える。武村社長は「ビジネス出張のほか、日帰り小旅行で気軽に札幌を訪れるなどさまざまな場面で利用してほしい」と話す。また、搭乗7日前までの予約で空港到着後のバスチケットがセットになった「道内ぐるっと割」も販売中で、丘珠便は来年1月31日まで運賃1万円(12月1日~1月3日はプラス650円)で利用できる。武村社長は「増便をきっかけに函館から丘珠を通じて多くの人が道内各地を周遊し、地域経済の活性化につながれば」と期待を込める。
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