鉄道開業150年ファンでにぎわう 音別でフェス、模型など展示【釧路】
鉄道開業150周年の節目を祝う「鉄道150・おんべつ鉄道フェスティバル」が15日、釧路市音別町本町1の地域交流拠点施設「ルート38音別館おんぽーと」で始まった。初日から多くの鉄道ファンらが訪れ、釧路を走る列車の鉄道模型などに目を輝かせていた。16日まで開催。
同館主催で、釧路臨港鉄道の会、北のビーナス発見隊、JR北海道釧路支社、釧路市立博物館、市音別町行政センターが協力。同館での「北の大地の入場券」販売も記念して開催した。会場内では、特急おおぞらのキハ261系や花咲線のキハ54といった釧路にゆかりのある車両や、日本が輸出した台湾高速鉄道の700T、フランス国鉄のTGVなどさまざまな鉄道車両の模型が走行。廃止された町内のJR尺別駅、直別駅の駅名標などの資料も展示された。
釧路高専鉄道同好会は、メンバーが撮影した写真を、鉄道玩具「プラレール」で音別駅付近を再現したレイアウトと合わせて飾った写真展を開いた。こども工作コーナーでは「鉄道150」などの文字や音別駅のスタンプが刻印され、音別町の特産品「富貴(ふき)紙」を使った木製のミニランタン作りが行われ、多くの親子が楽しんでいた。
市内から両親と来場した馬淵裕也君(11)は「好きな車両の模型が走っていて、楽しかった」と笑顔。釧路高専鉄道同好会の昌浦優樹会長は「少しでも釧路の鉄道のよさを知っていただけたら」と話していた。16日は午前10時から午後4時まで。数量限定で「ご来場記念証」をプレゼントする。
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