１０月１日、首位のレッドイーグルス北海道を本拠地で迎え撃ち、力戦奮闘したクレインズ

　アイスホッケーアジアリーグ２０２２―２３を戦う、ひがし北海道クレインズは１５、１６の両日、釧路アイスアリーナで東北フリーブレイズを迎え撃ち、今季本拠地初勝利に挑む。齊藤毅監督は「プレーオフ進出のためにも重要な一戦」と位置付け、必勝を期す。両ゲームとも午後３時フェースオフ。

　クレインズの１４日現在の成績は３勝７敗で６チーム中５位。フリーブレイズは直近２試合で連敗し、１勝１１敗で最下位で低迷している。両チームの対戦成績は、クレインズの２戦２勝だが、２試合とも１点を争う接戦だった。

　クレインズは前日練習を釧路アイスアリーナで実施。セット間の連係やパワープレーなどのスペシャルプレーを確認した。齊藤監督は「今週では最も良い練習ができた。試合当日、どんなプレーをしてくれるのか楽しみだ」。就任以降、若手選手の台頭が目立っており、ＦＷ矢野竜一朗（２３）、ＤＦ米山幸希（２２）の両選手の活躍を評価。ＦＷ荒木翔伍（２２）、ＦＷ青山晃大（２１）の２選手については「そろそろゴールも期待できる」と語った。

　レギュラーシーズン４位までのチームが駒を進めるプレーオフ進出のためには、わずかな勝率差で先を行く４位横浜グリッツを追い越し、上位争いに食い込みたい。負けられない試合が続くが「どこと戦っても良い試合ができている時はある。自分たちが良い準備をすることができればいい結果につながるだろう。今季はまだ地元で勝っていない。初勝利し、みんなで喜びを分かち合いたい」と話した。

　１６日の試合終了後には、昨季まで、クレインズでプレーした西脇雅仁氏の引退セレモニーを予定している。クレインズの前身である日本製紙クレインズ時代から、昨季まで中心選手としてチームに栄光をもたらした名選手がファンの前に登場する。