地元産食材の給食を楽しむ【平取】
【平取】地元産の食材を活用した学校給食を提供する「びらとりDAY」が4日、町内小中学校で行われた。平取小学校(水上義則校長)では同日、試食会が行われ、関係者や児童らがトマトやキュウリなどを使ったおいしい給食を味わった。
平取町教委では、町が策定した「びらとり食育推進計画」に基づき、例年、地元で生産される食材を活用した特色ある学校給食メニューを児童生徒に提供している。「びらとりDAY」は、地元の「びらとり農業協同組合」から食材の提供を受け実施した。 町内小中学校347人(小223人・中124人)、町内教職員等121人(小82人・中39人)計468人が地元食材を満喫した。
同JAが、びらとりトマト、キュウリ、ジャガイモ、カボチャを、町教委が地元産材活用支援事業でびらとり和牛をそれぞれ提供した。
この日の献立は、「びらとり和牛シチュー(カボチャの素揚げ添え)」(ムギライス)、「びらとりトマトの中華サラダ」、「牛乳」。
平取小で行われた試食会には、教育長、副町長、教育委員会関係者など10人が参加。互野碧波君(1年)は「とても満足。友達の家で作ったトマトも美味しかった。お代わりもした」、川奈野柚月さん(同)は「ビーフシチューがとても美味しくてお代わりもした。いつも給食は美味しい。毎日楽しみ」とニコニコ顔で話した。
「びらとりDAY」は、2019年(令和元年)にびらとり農協の仲山組合長と教育長との懇談の中で「全て平取町産の食材(野菜)を使用した給食の提供はできないか」との申し出が発端となり始まった。20年(令和2年)の協議で「カレー」が最適とされた。以降、同JAから野菜を寄贈してもらい事業を実施し、今回で3回目となる。
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