「オヤジ」の花火 笑顔満開 6年生に贈る150発【音更】
コロナ禍で学校行事が軒並み中止になり肩を落としている6年生へのプレゼントとして、音更木野東小学校PTA副会長の佐々木健一さん(46)発案の「オヤジ一世一代の大作戦!!」と銘打った花火大会が7日夜に開かれた。音更川河川敷から150発が打ち上げられ、子どもたちを笑顔にした。
佐々木さんは、クラウドファンディング(CF)で賛同者を募り、89万9000円の資金提供があった。別ルートで集めた寄付金と協賛金(51万6000円)を合わせて141万5000円の資金の調達に成功し、花火大会の開催にこぎ着けた。
この日は、6年生85人が学年レクリエーションで夕方から学校に集まり、ドッジボールやビンゴゲームなどを楽しんだ。夜には全員で学校の屋上に上がり、小玉(2・5号)、中玉(3号)、大玉(4号)など、150発の花火を約5分間にわたって楽しんだ。
佐々木さんは「子どもたちの笑顔を見てうれしくなった。あっという間だったかもしれないけど、子どもたちの一生の思い出になれば」と話していた。
佐々木さんの長女(11)は「花火大会を実現できたことはすごいと思った。思っていたよりも花火が大きく、とてもきれいだった」と喜んでいた。
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