【平取】「児玉美和子・佐々木茄鈴油絵２人展」が、川向の沙流川アート館で開かれている。10日まで。

　児玉さんは北見市出身で、武蔵野美術大大学院修士課程卒の版画家。１９９１年（平成３年）から平取町に移住し、町内川向にある旧川向小跡地（現沙流川アート館）をアトリエに創作活動を行っている。町内の絵画サークルで絵画指導のほか、苫小牧や東京でも個展を開催するなど活動は多岐にわたる。

　元々は油絵を描いていたが、版画家に転向してから、年に数枚を描く程度で展覧会を開くほどではなかったため、児玉さんにとっては２０００年以来の絵画展。作品は「卵パックとレモン」、「ねてるねこ」、「描く人」、「人物」、「猫のかご」、「窓の下のアジサイ」、「猫・自画像」、「ほおずき」、「Ｋａｒｉｎ19」。今回のコンセプトは「油絵を楽しもう」で色の重ね方や色使いに統一感があり、感性豊かな作品を展示。

　佐々木さんは、町出身で札幌大谷大学芸術学部美術学科油彩専攻卒。現在は沙流川アート館で制作活動を行っている。２０１７年第92回道展新人賞。18年第93回道展入選、19年ゆう画廊（銀座）、「宮沢賢治の世界をアートする２０１９」（苫小牧）などで個展やグループ展に出品。

　作品は、「モチーフのある風景１」、「ある日のアトリエ」、「小さな視線」、「うららか」、「赤いアート館」、「アトリエの住人」、「時の経過」など。

　10日まで。時間は午前10時～午後６時。問い合わせは、沙流川アート館（☎０１４５７・２・２１２７）へ。

10日まで開かれている２人展