函館市教委は、今年４月の民法改正で成人年齢が１８歳に引き下げられたことを受け、これまでの成人祭の名称を「二十歳の集い（はたちのつどい）」に変更する。新名称に関してはアンケート調査の結果などを踏まえて決定。来年１月の式典から適用する。

　新名称については、今年１月の成人祭参加者を対象にしたアンケート（８５４件回答）で、「二十歳の集い」が１位（１４０件）、２位は「２０歳のつどい」（１３９件）、３位は「はたちのつどい」「２０歳を祝う会」（各１０２件）となった。

　この結果を踏まえ、市教委は７月１１日～８月２９日に広く意見を聴取しようと、ＷＥＢアンケートを実施。４つの選択肢のほか、自由回答できるようにし、５６５件の回答を得た。その中で１８４件を獲得し「二十歳の集い」がトップとなり、特に今後成人を迎える１５～１９歳の層でも４割近くの支持を得た。２８日に開かれた第９回教育委員会定例会で正式決定された。

　また、市教委は今後の式典については、これまで同様「２０歳」での開催を望む声が多かったこと、１８歳であれば進学や就職の準備と重なり参加が難しいこと、引き下げ後初の式典では１８～２０歳までの３学年が対象となり、会場確保や運営が困難なことなどから、従来通り２０歳を対象とすることを決めている。

　市教委は「節目を迎えた若者を祝福、激励するととに、進学や就職で地元を離れた人たちが一堂に集い再会を喜び合う場にふさわしい名称になったと考えている」と話している。